誰にも聞けないデリケートゾーンの話。
今回はおりものについて!
おりものは何の役割があるの?
実は病気が隠されているかも…
今回は、誰にも聞けないデリケートゾーンの話。そのなかでも健康の指標ともなるおりものの秘密についてお話ししたいと思います。
まず、おりものによって健康状態やホルモンの変化を知ることができるとはどういうことでしょうか。
承知の通り、おりものとは子宮や膣からでる分泌物のことです。
おりものは、月経周期に合わせて色や粘度が変わります。
卵胞期にはさらっとしたおりものが少量分泌されます。
その後、排卵期に向けて少しずつ増え、排卵期直前に最も多くなり卵の白身のようなおりものが分泌されます。粘性も強くよく伸びる状態です。
排卵後はおりものの量が減り、黄白色のおりものに変化します。
おりものの量は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌に比例すると言われています。
排卵期には、エストロゲンの分泌が多くなるので、おりものの量は増えます。
妊娠中もまたエストロゲンの分泌が多くなることや細菌から胎児を守るためにおりものの量が増えるようです。
更年期になるとエストロゲンの分泌が低下するためおりものの量は少しずつ減ると言われています。
おりものの変化を追った際に、同様であれば、女性ホルモンの分泌も正常であることを示します。
次におりものの役割についてです。
おりものには以下のような役割があります。
・潤いにより粘膜を守る
・子宮内部に菌が入らないようにする
・菌の増殖を防ぐ
・汚れを排出する
・妊娠しやすくする
などの役割があります。
おりものは女性の身体を守っており、感染を防いだり清潔に保つためにとても大事な分泌物ですね。
次に色や粘性、量でわかる病気の可能性についてです。
上記にあげた通り、月経周期や体調にあわせておりものの色や粘性、量は変動します。
基本的に無臭と言われていますが、正常の場合でも膣内の善玉菌が乳酸を分泌するため、少しすっぱいにおいがすることがあるようです。
病気を疑う場合は以下の通りです。
・ピンク色
→子宮頸ガン、クラミジア頸管炎
・赤褐色、茶褐色
→子宮体ガン
・白色または黄色
量の増加や下腹部痛
→子宮内膜炎、卵管炎
・灰白色、スルメ臭
→細菌性膣炎
・酒粕状、チーズ状、痒みを伴う
→カンジダ膣炎
など当てはまる項目があれば婦人科系の病気の可能性もあります。
また、ストレスや不規則な生活を続けることも
いつもと違う状態や痛みや痒みを伴う場合は病院への受診や相談することおすすめします。
まずは自分のパターンを知ることで変化に気づくことが大切ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました