生理中の過ごし方

  • なんだか体調が悪い…
    眠たい、疲れやすい…
    お腹や腰が痛い…
    と生理前や生理中は憂鬱になる方も多いのではないでしょうか?

    3人に1人はひどい生理痛に悩まされているとのことですが、症状も人により様々で理解してもらいにくいもの。

    今回は少しでも快適に過ごしてもらえるように生理中の過ごし方についてお話したいと思います。

    まず、女性の身体では月経周期に合わせて主にエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが増減しながら働いています。

    このホルモンの影響で身体や心の状態も変動していきます。

    エストロゲンの分泌により、自律神経を整えるだけでなく、血行促進やコラーゲンを増やし肌や髪がきれいになることから美人ホルモンともいわれています。

    プロゲステロンは、子宮の収縮を促し経血の排出をスムーズにする働きがありますが、その他にも胃の収縮も促します。過剰な分泌により吐き気やムカつき、腰痛や腹痛を引き起こしてしまいます。また、血糖値を下げたり、浮腫みやすくなる働きもあります。精神面への影響としては抑うつ状態となりやすいといわれています。

    主にこの2つのホルモンが月経周期のなかで変動していますが、
    生理前には、プロゲステロンの影響からむくみや肩こりなどの症状やイライラしたりと精神的にも不安定になりやすい時期となります。生理中である卵胞期には、低温期となり血行不良や出血による貧血を認めやすい時期となります。

    生理後は、排卵期にむけてエストロゲンの分泌により髪や肌がきれいになるといったように女性として美しくなる時期を迎えます。

    このように月経周期に応じて様々な症状を認めます。

    上記の通り、生理中の血行不良による影響は多く、悩まされる方も多いのではないのでしょうか?

    生理中の過ごし方としては、

    ①食事
    ②睡眠
    ③生活、その他

    に分けてお話します。

    ①食事
    まずは食事に関してです。
    大前提として身体を冷やさないことが重要になってきます。
    生理中に控えた方がいいものとしては、生野菜や夏野菜、飲み物はコーヒー、牛乳など
    身体を温めるものとして、生姜やナッツ類が良いとされています。

    ②睡眠
    生理後と比べて疲れやすいことやホルモンのバランスを整えるためにもしっかり睡眠をとることが大事になってきます。

    ③生活、その他
    ストレスは自律神経を乱してしまい症状を引き起こしたり増悪する原因となります。
    ストレスのかからないように、アロマやお風呂でリラックスしたり、音楽を聴いたりと自分の好きなことをする時間をとるようにしましょう。
    また、腹部や下半身を冷やさないような服装や腹巻きなどであたためることや軽い運動を行い全身の血行を良くすることなどがあげられます。
    使用しているナプキンの化学繊維により子宮を冷やすことも症状を増悪させる原因にもなりますね。

    身体のなかで起こっていることを分かった上で過ごすことで、妊娠の為の大事な準備や女性として綺麗になるための期間の一部と受け入れることができ、憂鬱な気持ちが少しでも軽減すると嬉しいです。

    最後までお読み頂きありがとうございます

    ウーマンズヘルスケア研究会

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