夜中に足がつることありませんか?

最近足がつることはありませんか?

 

女性は妊娠中に足がつりやすくなるといわれています。

 

一時的なものなので放っておくことも多いかもしれませんが、

 

ミネラル不足や運動不足など身体からの何かしらのサインかもしれません。

 

 

 

また、患者さんや周りの友人や家族から「足がつる」との相談を受けることもあるかと思います。

 

今回は、足がつる原因や予防策についてお話ししたいと思います。

 

 

 

まず、足がつるということは、筋肉の痙攣が起こっている状態です。

 

部位としては、ふくらはぎが多いですが足の指や裏がつる人もいます。

 

時間帯は、夜間や明け方、運動中などがあります。

 

 

 

原因は、はっきり解明されていませんが、冷えや栄養不足、疲労、運動不足などが挙げられます。

 

可能性のある疾患としては、糖尿病や静脈瘤、静脈硬化などです。

 

 

 

糖尿病の進行により神経症状を来たすとつりやすくなると言われています。

 

また、つりやすい人で血管の凸凹が目立つ場合は下肢静脈瘤の可能性も考えられます。

 

 

 

考えられる原因としては、

 

 

 

1.冷え

 

冷えることで血流が悪くなりつりやすい環境をつくってしまいます。

 

明け方や夜中など気温が下がることで引き起こしてしまう場合もあります。

 

 

 

2.運動不足

 

運動不足により血流が滞りやすくなります。肥満も関与していると言われています。

 

 

 

3.妊娠との関係

 

妊娠すると、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンの働きにより、血管が拡張して血流が増えます。

 

さらに、妊娠中は子宮が血管を圧迫して血流を滞らせたり、妊娠してないときと比べ運動量が減る場合も多く、

 

足がむくみやすくなります。そのため、疲労物質や発痛物質が滞留してしまい、

 

筋肉の痙攣を引き起こすといわれています。また、骨盤の歪みも足がつりやすくなることに関与しています。

 

 

 

4.水分・ミネラル不足

 

ミネラルはカルシウムやマグネシウム、カリウムなどです。

 

カルシウムは筋肉の興奮性を抑える働きがあり、マグネシウムは筋肉の収縮や神経情報の伝達に関与しています。

 

これらが不足すると筋肉の痙攣を引き起こす可能性があります。

 

 

 

5.薬の副作用

 

薬によっては電解質に影響するもの、利尿作用のあるものがあります。

 

 

 

脳から筋肉に命令を出す際にこの電解質やミネラルが関与しています。

 

これらのバランスが何らかの原因で乱れることで痙攣が起きてしまいます。

 

 

 

対処法・予防法

 

 

 

1.ストレッチ

 

ストレッチすることで血流改善にもつながります。

 

ストレッチの際には、反動をつけずにおこない呼吸を止めないようにしましょう。

 

 

 

2.水分・ミネラル補給

 

運動している時だけでなく寝ている時も汗をかいています。

 

汗をかいた際は、水分だけでなくカルシウムやマグネシウムなどのミネラル類も失われるため水分補給だけでなく、

 

ミネラルを含む食事を摂取することも大切です。

 

 

 

3.身体を冷やさないこと

 

特に妊娠中は身体を冷やさないように意識しましょう。

 

冬だけでなく夏場はクーラーで冷え過ぎてしまうこともあります。

 

 

 

足がつるということは何らかのサインかもしれません。

 

改善できるものであれば、急な痛みや熟睡できないストレスから解放されたいですよね。

 

 

 

最近足がつりやすくなったと感じている人やこのような相談を受けた際には対処・予防策を試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

 

 

  

ウーマンズヘルスケア研究会

 

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📩 E-mail  womans.hc.study@gmail.com

 

 

 

 

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