「骨粗鬆症なんてまだ私には関係ない」
そのように考えている女性も少なくないはず。
実際に周りの友人の中に骨粗鬆症の人がいるという方も少ないと思います。
しかし、若い女性のダイエットが将来の骨粗鬆症に大きな影響を与えます。
原因として、ダイエットの際に食事制限をすることで、思春期の骨の成長に必要な栄養素が不足します。
さらに骨や軟骨は再生しにくいため、骨密度が一度低下してしまうと治りにくいといわれています。
丈夫な骨といえばカルシウムですが、それ以外にも
マグネシウム・ビタミンD・ビタミンK・たんぱく質など、
必要な栄養素がたくさんあります。
それらは、どのような食品に含まれているのでしょうか。
■カルシウム
骨の成長には欠かせないカルシウム。
体重の1〜2%に含まれており、骨や歯の形成に働きます。
体内の吸収率が悪い栄養素ですが、
他の栄養素と一緒に摂取することで吸収率を高めることができます。
【多く含まれる食材:乳製品や海藻、小魚、豆類など】
■マグネシウム
リンや炭酸と結合し、50〜60%が骨に含まれています。
骨へ弾力性を与え、強度を高める役割があります。
そのため、骨を構成する成分として、大切な役割を担います。
【多く含まれる食材:大豆製品や海藻など】
■ビタミンD
腸管でのカルシウム吸収を高めます。
また、カルシウムを骨へ沈着させる作用があるため、骨形成を助けます。
また、ビタミンDは食事摂取以外にも
日光を浴びることでも体内合成されます。
【多く含まれる食材:魚介類やきのこ類など】
■ビタミンK
カルシウムを骨に沈着させる働きがあり、
カルシウムの排泄を抑制する作用もあります。
【多く含まれる食材:納豆や緑黄色野菜など】
■たんぱく質
たんぱく質の一種にはコラーゲンが含まれます。
このコラーゲンは骨の質を高める役割をしてくれます。
【多く含まれる食材:お肉や魚類、卵など】
このように、ビタミンやマグネシウム、たんぱく質はカルシウムを助ける働きをしています。
なくてはならない、夫婦のような関係ですね。
そして、その他にも注意したいことは、コーヒーや炭酸飲料に含まれる「カフェイン」。
カフェインには利尿作用があります。
そのため、摂取したカルシウムも尿とともに体外へ排泄されます。
カフェインを摂取すると骨粗鬆症になるというわけではなく、
過剰摂取しないような心掛けが大切です。
毎日の食事の中を気をつけることで、
魅力的な身体作りをしていけると良いですね。
毎日の食事の中を気をつけることで、
魅力的な身体作りをしていけると良いですね。