現在の労働力人口は男性は減少しているのに対して
女性は年々増えてきています。
家事、育児、仕事と日々忙しく過ごしているなかで自分のケア
を後回しにしてしまうことも多いのではないでしょうか?
ストレスと女性ホルモンは深く関わっており、
ストレスが一つの要因となる卵巣、子宮、乳房などに
関する女性特有の病気も増えてきています。
現在不調がなく、病気にかかっていないと意識することは
ないかもしれませんが、女性特有の病気はどの女性にも
かかりうることであり、早期発見にこしたことはありません。
今回は、女性特有の病気の一つである乳がんについて
お話したいと思います。
乳がんは日本人の女性の中で最も多いがんといわれており、
乳腺に発症する悪性腫瘍のことをいいます。
また、女性のがんの死亡数では30~60代で乳がんが最も多いといわれています。
症状としては、乳房のしこり、痛み、乳頭からの血混じりの分泌液など。
原因としては、エストロゲンの影響や遺伝性のもの、生活習慣などの様々な原因があげられます。
その中で原因の大半を占めていると言われているのがエストロゲンによる影響です。
エストロゲンとは、卵胞ホルモンという女性ホルモンの一つで月経リズムにより変動します。
これが過剰分泌することや長時間暴露されることにより乳癌の発生リスクが高まるとされています。
エストロゲンの長時間暴露とは、
・初潮がはやいことや閉経が遅いことによりエストロゲンの暴露期間が長くなる
・出産経験がないことにより、妊娠中に分泌されるプロゲステロンが相対的に減少し、エストロゲンの暴露期間が長くなる
などがあげられます。
その他にも
・初産年齢が高いほどリスクは高まる。
・授乳期間が長ければ長いほど乳がんのリスクは低くなる。
との報告があります。
生活習慣においては、
食生活の欧米化により高タンパク、高脂肪の食事となり
それがホルモンバランスを崩す原因となります。
また、脂肪細胞でもエストロゲンがつくられるため肥満により
エストロゲンが過剰に分泌、蓄積されると言われています。
その他、アルコールの多量摂取や喫煙もリスクが高くなると言われています。
これらの要因を知っていることで、
ホルモンの影響や生活習慣に関しては防げるかもしれませんね。
また、乳がん検診に行くことや家でも簡単にできる乳がんの自己チェックも
メディア等でも取り上げられているため、
この機会に確認してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました✨
ウーマンズヘルスケア研究会
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