出産と腰痛の関係

女性は妊娠することで骨盤を開かせるための「リラキシン」というホルモンの分泌が高まります。

 

リラキシンは関節を緩める働きがあり、赤ちゃんが骨盤を通るときに、骨盤の恥骨結合を広めてくれる役割をしてくれます。


この働きによって骨盤周囲が不安定になることが原因で妊娠中や産後の腰痛を引き起こすと言われています。


骨盤の緩みは産後数ヶ月かけてゆっくりと元の状態に戻ります。骨盤は正常な位置に戻ろうとしますが、妊娠や出産を通して身体の左右バランスが崩れていると正常な位置に戻りづらくなるといわれています。


また、横座りや椅子での足組み、猫背、あぐらは体を歪める姿勢なので、産後2〜3ヶ月頃までにこれらの姿勢をとっていると骨盤の歪みをさらに加速させます。


育児中の姿勢(授乳やおむつ交換、抱き方など)も気にかけておかないと大きく影響をしてきます。


しかし、そんな大事な時期とわかっていても、お母さんは我が子のことが第一優先で、自分の身体のケアはおざなりになってしまいますよね。


・周囲に産後腰痛に悩む、そんな友人がいませんか?
・もし自分がそうなったときに自分の身体をケアできますか?
・腰痛・骨盤帯の評価を正確にできますか?


<ウーマンズヘルスア研究会主催 第3回セミナーのご案内>

 

第三回セミナー「骨盤帯から捉える腰痛のみかた」

講師:城内 若菜先生 成尾整形外科病院
   認定理学療法士(運動器)

 腰痛症は最も一般的な症状・疾患として認識されており、幅広い評価項目が必要となってくることが考えられます。

その中でも骨盤帯の評価は複雑でわかりにくく、悩んでいる方も多いかと思われます。

特にウーマンズヘルス分野では『腰痛』『骨盤帯』のキーワードはよく目にすると思います。
 講師の城内先生は、真摯に理学療法と向き合う臨床家で、2013年医歯薬出版株式会社から出版された

DianeLee(著)『骨盤帯』の翻訳者のおひとりです。

今回はウーマンズヘルスに限局したものではなく、一般的な骨盤帯の捉え方について講義していただきます。

 


<内容>
1.腰痛の様々な痛みの原因とは
2.腰椎・骨盤帯の運動学
3.胸郭の影響
4.症例提示
5.デモ(実技)

 


日時:2017年10月1日(日)10:00~16:00予定(9:30受付開始)


会場:リハビリセンターsmile-スミレ-光の森
マップ → https://goo.gl/p4odmf


募集 :PT,OT,ST,その他セラピスト等 先着30名限定

 

受講費:7,000円


問い合わせ:womans.hc.study@gmail.com


申し込み:https://ssl.form-mailer.jp/fms/99aba195529525